キャラヴァンサライで出すものは出来る限り手で作りたい。私たちは自らで肉を捌き羊肉の旨さを引き立てたい。小麦粉を捏ねて発酵種を加えて、シンプルでリーンなナン(平焼パン)を熱々で出したい。〈br〉 私たちがアフガニスタンで教えて貰ったことはその素朴な手の作業です。そこには人の生の息吹きがあります。喰うことの楽しさと醍醐味が棲んでいました。そういう『はじまりの意識』を保ちたいと思います。私たちは羊料理屋が生業です。

1988年、羊のシフカバーブ(鉄串焼)で始まった店の原点

アフガニスタンKabulやパキスタンPeshawarで見つけた羊の炭火の串焼き。 香ばしくてそれをナンで挟んで口に入れた時の驚きは忘れられません。そしてアフガニスタンでご馳走されたチャパーンカバーブ=羊飼いのデカ羊串!その肉汁溢れる醍醐味に遊牧への浪漫が夢咲きました。

えっ!マザーリシャリフMazar-i-shrifの饅頭って⁉マントウ西域!

アフガニスタンのマザーリシャリフ。イスラーム4代目カリフのアリー廟と信じられている、さも美しい聖廟が中心の街です。古都バルフにも近いその街でマントウが出てきました。あら、日本でいう蒸し餃子みたいな!ヨーグルトのソースで美味しく食べられました。羊挽肉の包み蒸しです。

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